英検準1級単語ドリル 黒猫版



QRコード

QR

検索フォーム


最新記事


最新コメント


関連広告


カウンター


カレンダー(月別)

09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリ


■ フリースペース ■

フリースペースです。
好きな事をご自由に書いて利用してください。

尚、不要な場合は「HTML編集」の<!-- フリースペースここから -->~<!-- フリースペースここまで --> を削除してください。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「えっ?」

これってどういう事、と思った。

金属製の重そうな扉がひとりでに閉まったのだから。自分と闇を残して。

開けようとするが、扉は開かない。

閉じ込められてしまった。

「ちょっと、開いてよ」あたしは叫ぶ。「開いて、開いてってば!」ドンドンと扉を叩く。

しかし扉は無言だった。その扉の代わりに、

「いくらやっても無駄だぞ」

と、男の声が聞こえた。振り返ると、ローブのような物を来た男が立っていた。

「あなたは誰?どうやってここに」と思わず聞いた。

口調は厳しくしたつもりだったが、腰が引けている。

「俺の前には警備など無意味だな」とその男は笑ってみせる。

「あなたは誰よ!ここから出して」と毅然と言う。

「誰かまで教えるつもりはないな」腕を出して、「そしてお前をここから出す気もない」

男の腕から黒い物がほとばしる。あたしは瞬間的にそれを避けた。

それは後ろの扉に当たったが、不気味にも音はでなかった。

あたしは逃げた。だが狭い資料室だから、逃げる場所は限られる。相手の居場所を確認しながら、横向きに走る。

しかし、足元の書類か何かに気づかず、それにつまづいて転んでしまう。

倒れかかった移動式の書架が倒れる。あたりは本で散乱してしまった。

「そこに隠れていたのか」と男の声が聞こえる。書架のすぐ向こうに男の姿が見えた。

あたしは必死に逃げ場所を探した。すると、奥の方に扉を見つけた。

見つけたとはいっても、初めて見かけたわけではない。以前この部屋に入った時に、この扉を開けた事がある。

あの部屋に逃げ込めれば・・・・・・。

そう思った時に、黒いものがこちらに襲いかかって来た。

あたしはとっさにそれを避ける。自分の人生で一番すごいと思う反射神経だった。

しかし、自分はデッキを手から離してしまった。デッキは黒い渦の中に飲み込まれてしまう。

あたしは汗だくになりながら、目的の扉の前に転がりこんだ。そして暗証番号を入力しようとしたが、汗で手が滑ってエラーしてしまった。相手がすぐ近くまで来る。

「もう逃げられないぞ」と相手が告げる。

あたしは金属製の扉を背にしながら、「助けて」とかすかな声で言った。

すると、背後の扉が開いて、あたしは後ろ向きに部屋に入り込んだ。



あたしは少々ひどく頭を打ってしまったらしい。頭痛と耳鳴りのようなものがものすごい。

しかし頭痛は頭を打っただけが原因ではないだろう。

恐怖。

見知らぬ男がローブを身にまとっていた。それはまさに恐怖そのものだった。

赤い目から殺意がにじみ出てくる。

それを頭に思い浮かべただけで、恐怖で身体が震え上がってしまう。

身体を素早く起こして男から逃げようとする。しかしその男の姿は見えない。

どうやらそれは扉のせいのようだった。扉はあたしを後ろ向きに部屋へと誘った後、ひとりでに閉まったのだ。

どういう事・・・・・・?

それにこの部屋は何か変な感じがする、と思った時、目の前が真っ暗になった。

何・・・・・・これ?

自分の意識がしっかりしている事をまず確認した。そうでなければ不安と恐怖で窒息しそうだったからだ。

実際この黒い空間では息を非常にしづらかった。

次に周りを確認した。ここは資料室の奥深くの部屋。要らなくなった資料を置いてある場所だ。

あたしのそばには書類がビニール袋に入れられて積まれていた。

そしてさらに奥の方を見渡すと、この暗闇を作りだしている源があった。

それは小さな黒い箱だった。

書類の山の上に置いてあったその箱の中から冷気さながらに黒い空気が漏れ出ていた。

あたしはそれを開けていた。

いつそのそばまで寄ったかも分からず、どうやってそれを開けたかも分からない。

一時的に記憶が飛んでしまっていた。

自分でもなぜ開けたのか分からなかったが、あの男から逃げるためと強引に納得する事にした。

その中に入っていたのは、デッキだった。

デュエルモンスターズのカードの黒い渦を吸い込まれるように見つめる。

ある意味このデッキの闇は温かい闇だったかもしれない。

自分がそれに触れた時に先の不安や恐怖が何故かなくなっていたからだ。

それを感じていた時に、急に扉が音もなく開き男が入って来た。

「手こずらせおって」といいながらこちらに闇を放ってきた。

しかしあたしは何故かそれを避けようとはせず、デッキでそれを受け止めた。

闇はデッキに吸い込まれ、消滅した。男は驚いていた様子だった。

あたしはなぜ男が部屋の闇に気がつかないのだろう、と冷静に考えていた。

冷静に考える事ができていたのだ。

「ならば」と男は小さく言い、ローブの下からデュエルデイスクらしきものを取りだす。

「デュエルでお前を眠らせるまでだ」

「あたしは負けない」いつの間にかデュエルディスクを腕にはめていた。


デュエル!

スポンサーサイト

コメント

■ 


おー
ついにデュエルか
相手はなんというかヤバそうなヤツだな

前にウィンダはChaosにこの小説はおもしろいか聞いたケド
この小説はめちゃくちゃおもしろい
つづきが早く見たくなるおもしろさがある。
Chaosも見習わなければな

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

■この記事のトラックバックURL

⇒ http://mistvalleywetland.blog105.fc2.com/tb.php/55-2ba414d3

この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

■この記事へのトラックバック

 | BLOG TOP | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。