英検準1級単語ドリル 黒猫版



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暗い空間。



真っ暗で何も見えない場所。



ある人には恐怖、ある人には絶望を与える場所。



しかし今のあたしはそのどちらも感じていなかった。



やがて光が生まれた。光は非常にゆっくりと、除々に闇を消していく。



「このようにして光は闇を侵食しはじめたのじゃ」



老人の声が聞こえる。



「光と闇のバランスってどういう事なの」


とあたしは呟く。



「光と闇、どちらか強い方は他方を支配するのじゃ。


支配とは弱き者を虐げ、強き者を肥えさせる。


宇宙の力はそのようにあってはならないのじゃ」



あたしはしばしこの光景に見入っていた。



ところが様子が急に変わった。



「何・・・これ・・・・・・」



「宇宙」の端の方から白い「物体」が現れ、この空間を侵食する。



その物体は信じられないスピードでこの空間を飲み込んでいく。



その「物体」は光の粒子とは明らかに違う、と私は感じた。



「これが破滅の光なのじゃ」



「破滅の・・・・・・光?」あたしは訊き返した。



「そう、その破滅の光が宇宙を飲み込み消滅させようとしているのじゃ」



「本当にそんな事があるっていうの?」



「破滅の光は数十年前にも同じような動きをした。


その時もある者が正しき闇の力を使い破滅の光を封じこめたのじゃ。


今に分かるじゃろうな。ワシらの観測では、君たちの世界では


次の満月の夜・・・・・・何かが起こる」



「何かって?」



「まだよくは分からない。その何かが起こらなかったら・・・・・・


君は我々との関係を離れる事もできるじゃろう」



「・・・・・・もし。起こったらどうなるの?」



「もし起こったら・・・・・・


君の街は無事に元の生活に戻る事はないじゃろう」



「そんな・・・・・・」



そんな事は実際にありうる事なのかな・・・・・・。



ネオドミノシティが破滅の危機に立たされているって。



信じられない話だわ。でも・・・・・・



「これを持って行きなさい」と魔術師の老人は小さなペンダントのようなものを差し出した。



「これは・・・・・・?」



「その時が訪れた時」老人は温かさに満ちた眼差しで言った。「役にたつじゃろう」



あたしは受け取った物を首にかけた。



老人は魔法を解き、周囲の空間を魔術師の小屋の中に戻した。



「最後に二つ聞きたい事があるわ」とあたしは毅然として言った。



「何かの?」



「ネオドミノシティを守るためにはデュエルをすればいいのよね?」



そうじゃなければ、あたしは呼ばれてないはず。



相手は返事の代わりに小さくうなずいた。



「あたしの家族や友達を巻き込まないって約束してくれる?」



稲穂やみんなが巻き込まれたりするのは見たくない。絶対に。



「・・・・・・力を尽くそう」



いまいち期待した返事からは遠かった気がする。



「・・・・・・それと、もう一つだけ」



「あの子の事じゃな」



私は頷いて、「何でエミリィはあんな事を」



「彼女の両親は早くに亡くなってしまってな。悔しかったそうじゃ。


自分の周りでは色んな魔術師が戦いに出ていた。


一方自分は低い魔力のためにそれを見る事しかできない。


自分の周りの人が傷ついても、手を出すどころか口を出す事もできなかった。


そうして自分の知らない世界で人が悲しむのが怖くなったと言っておった。


君に真っ先に会いにいったのも同じじゃ。


闇のデッキに触れてしまってからでは、戦いから逃れる事はできない。


だからエミリィは待っていたのじゃ。


戦いから逃れられなくなった人を導くために」



「・・・・・・決まりね。


世界を救うとかそういう事はあまり知らない、けど。


あたしはかけがえのない人達を守るためにデッキを使うわ。


闇の戦いからは逃げない。もう、あんな思いはごめんよ」



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